一般の2軸動作とは全く異なる「2軸歩行」

※筋肉・神経・身体についての記述は全て「トシオとイクミの俊カイロプラクティック院」の理論となります。
実は後から気付いた

一般は「なんば」が主体の2軸が多い
一般的な2軸歩行、2軸動作の場合は殆どのケースで「なんば歩き」がベースになっている様です。
陸上においては「末續選手」が参考にした日本伝統の動きとして注目を浴びた様です。「江戸時代の飛脚動作」みたいな紹介もされています。
私も何バージョン目かの歩行分析の際に参考にしましたし、取り入れたりしました。

私の結論はこうでした。つまり2軸の学校の2軸動作に「なんば歩き」は全く入っていません。
これが噂のなんば歩き

写真からして違和感がある
これ、どの資料を読んでも「同側の手と足が同時に出る」という解説に終始しています。そして写真は上図のものばかりです。
動画もあるよ
実際に取り組んですぐに感じたのは「上半身を運動に参加させない歩き方」だという事です。※この動画でも説明されていました。
確かに身体は捻りませんが推進力も生まれません。上半身による力の操舵効果と増幅が生まれないのでフワァ~と抜けてしまう。
何より「動:下半身」と「静:上半身」の仲が余り良くありません。何より「走る」動作に全く連結しない。
私が求める理想の歩行は以下の3条件を満たさないといけません。
- 無駄なく力を推進力に変える事
- 歩くと走るが同一線上にある事
- 全身が連動した総合動作である事
「なんば歩き」は「1」に関してはとても優れていますが「2」「3」の要素が見られなかったのです。
なので私の中で「なんば歩き」は歌舞伎や神事の世界の物と完結しました。
取り組めばすぐわかる
この「なんば歩き」未だに根強い支持がある様ですが、実際に取り組めばすぐに気付くと思います。

歩行動作のプロセス自体がちょっと違うのです。「運動効率」を重視した仕組みでは無いとすぐに気付くと思います。
だから歌舞伎や神社等の場で今も活きているのです。

じゃあ、北摂2軸の学校の2軸歩行は?
いよいよ本題に入ります。
あくまで基礎医学主体の2軸動作

医学的な歩行分析からの2軸
引用:カパンジー
北摂2軸の学校が提唱している「2軸歩行」動作は日本古来の「なんば歩き」であったり、古武術の動き等は一切取り入れておりません。
全て「医学」的な観点から身体を解剖し、歩行を分析し、実践して組み立ててきたものです。
「How to」 ではなく「Order」
2軸歩行の解説を見ていると大抵が「やり方」の説明になっていると思います。
- 脚を斜め前に出す感じ
- 手と足が同時に出る感じ
- 骨盤を前に押し出す感じ
北摂2軸の学校はそういった「How to」によるやり方の説明は重視していません。大事にしているのは「Order」によるやり方です。そこも医学的なアプローチとなっています。

それを体系化した歩行動作が結果的に「2軸動作」となりました。振り返ってみれば「これ2軸じゃん」と(笑
言葉にすると違いを表現するのが中々難しいですが、気になる方はお気軽にご質問・ご相談下さいませ。
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「なみあし身体研究所」様とも違う道
2軸理論と言えば「なみあし」理論で有名な「なみあし身体研究所」様がいますが、「抜き(膝を抜く)」の重要性をポイントとされているので、古武術・古武道に近い動きだと認識しています。
ですので、やはり別物です。
意図的に「抜き」を行わなくても、全身の連動の中で自然と抜ける動作が組み込まれている。そして必要な伸張反射が自然と組み込まれている。それが私の考えとなっております。
ですので、恐らくですが2軸動作の学校の中では最もシンプルで簡単だと思います。
難しいのは癖を抜く事です
2軸動作を学ぶ上で最も難儀するのは「膝を抜く」ではなく「癖を抜く」だと思います。
今までの人生を「1軸中心」で生きてきた訳ですから、これを2軸に修正しようとするのは大変です。
2軸動作による余りに大きなメリットを目指して小さな事からコツコツと。
その覚悟があるなら時間は掛かりますが確実に浸透していくと思います。
1ヶ月や2ヵ月でなんとかなると思わないでください。それは余りに人間の身体を、脳を舐めすぎです。
感覚を掴むまではゆっくりと。1度掴めば後はあっという間。それが2軸歩行の結論です。
2軸動作を学びたいならお気軽にどうぞ!
千里丘駅西口から徒歩5分、産業道路沿いにあるトシオとイクミの俊カイロプラクティック院では大人・子供問わず「2軸動作」を学ぶ「からだの学校」を開催しています。
北摂地域で専門的に2軸動作を学べるのは当院だけ(のはず)なので、身体をもっと使いこなしたい、自分の限界を突破したいという方はお気軽にご相談下さい。
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